サーバー移管の流れ(HP移管なし)
目次
説明動画
※内容は撮影当時のものです。最新ではない箇所がありますので、参考程度にご覧ください。
事前準備
サーバー移管は事前に準備が必要です。
公開依頼がきたらすぐに下記の確認や対応を行ってください。
公開日まで日数に余裕があれば、事前準備を終わらせてから公開前検品に出してください。
Google Workspace の利用有無を確認
概要
Google Workspace(グーグルワークスペース)とは、Gmail、Google ドライブ、Google Meetなどの多様なツールがパッケージされた Google 社が提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービス(有償)です。
Google Workspaceでは、Gmailで独自ドメインのメールを利用できるため、エックスサーバーでメールアドレスを設定するのではなく、Google Workspaceでメールアドレスを設定します。
Google Workspaceの保守管理はサービスの範囲外となります。メールアドレスの発行・管理はお客様ご自身で行っていただきます。
HERO側では、エックスサーバーの管理画面からGoogle Workspaceが利用できるようにする設定のみ行います。
確認方法
ドメイン移管完了メールに利用状況が記載されています。
- サイボウズで過去のメールを検索します。
- 検索キーワード:医院名で検索、件名に「ドメイン」を含むメール
- 探すメール:濱田さんからディレクター宛てのドメイン移管完了メール
利用している場合
必要な作業は下記2点です。
【エックスサーバーのマニュアル】を参考に、移管作業の前に対応してください。
- ドメイン所有権の確認
- 方法は2つあります。(Google指定のHTMLファイルをアップするか、TXTレコードを変更する)
どちらの方法でも、お客様から提供していただく必要があるため、ディレクターに連絡して、HTMLファイルまたはTXTレコードを送っていただいてください。
- 方法は2つあります。(Google指定のHTMLファイルをアップするか、TXTレコードを変更する)
- DNSレコード編集
- Google Workspaceの登録時期により、追加するレコードが異なります。登録時期をお客様に確認してください。
▼参考イントラ
メール管理をエックスサーバーからGoogle Workspace(旧G Suite/旧Google Apps)に移管する方法 - 制作・コネクト・サポートイントラ
利用していない場合
次項「既存メールアドレスのメール情報送信」へ進んでください。
既存メールアドレスのメール情報送信
概要
現在使用しているドメインに紐づくメールアドレスで、移管を希望しているものがあるかを確認します。
移管するアドレスがある場合は、移管作業開始からサーバーが安定するまで、お客様にはWEBメールを使用していただきますので、事前にWEBメール情報をディレクターに送付します。
サーバー移管後、この時に送ったパスワードでメールアドレスを取得するという流れになります。
WEBメールとは
エックスサーバーで取得したメールアドレスについて、メールソフトを使わずブラウザ上で送受信などを行うエックスサーバーの機能です。
確認方法
kintoneで確認
- 該当案件のkintoneのコメント欄を確認し、移管したいメールアドレスの有無について記載されているかをチェックします。
- 記載例:「★ドメインに紐づくメールアドレス:○○○」
メールで確認
- kintoneに情報がない場合、サイボウズで過去のメールを検索します。
- 検索キーワード:医院名で検索、件名に「ドメイン」を含むメール
- 探すメール:
- 濱田さんからディレクター宛てのドメイン移管完了メール
- ディレクターから濱田さん宛てのドメイン移管依頼メール
補足
- 上記の手順で確認できない場合は、スラックでディレクターに確認してください。
- 移管するメールアドレスがない場合は、特に作業は不要です。
移管する既存メールアドレスがある場合
- ディレクターにWEBメールのログイン情報(メールアドレスとパスワード)をメールで送信してください。
- パスワードはこのタイミングで新規に作成します。
- 例外:info@のアドレスは、MPクラウドのログインパスワードと統一してください。
- パスワード生成ツールはこちら(英字(小)+英字(大)+数字/12桁 で生成)
注意事項
- お客様からの要望で、設定情報が既に送信されている場合があります。その場合は、kintoneのコメント欄に記載されています。WEBメールのログイン情報を改めて送信する必要はありません。
- 設定情報には、①メールサーバー、②メールアカウント、③パスワードの3点が含まれます(WEBメールのログイン情報は②メールアカウントと③パスワードのみ)。
- 設定情報をお渡しした時に指定したサーバーに新サイトを公開する必要があります(詳細は後述)。
ドメイン移管が完了していることを確認
概要
当該ドメインの管理権限が、HEROのお名前ドットコムのアカウントに移管されていることを確認します。
ドメインの管理権限がないと、ネームサーバーを書き換えることができませんので、万が一移管が完了していない場合は、早急に移管してもらう必要があります。
移管元がエックスサーバーの場合は、ネームサーバーを書き換える必要がないので、ドメイン移管が行われていなくても、移管作業に支障はありません。
ただし、基本的にドメイン管理は契約に含まれているため、確認しておいてください。
例外:社内リニューアルの場合は、ドメインの管理権限はすでにHEROにあるので、確認不要です。
確認方法
- お名前ドットコムにログインします。
ログイン情報は、極秘なのでkintone上で開示されていません。
コネクトの既存メンバーにDMで送ってもらい、厳重に管理してください。 - グロナビの「ドメイン」>「ドメイン一覧」>「検索条件」をクリックしてください。
- 「ドメイン名」欄に、当該ドメインを入力して、「上記の条件で検索」してください。
- ドメインが表示されれば、移管が完了しています。
表示されなければ、スラックの「# ドメイン移管_help」チャンネルで担当者とディレクターにメンションをあてて状況を確認してください。
旧サイトのブログ記事の移管について
概要
旧サイトにブログがある場合、新サイトのブログに記事を移管することが多いです。
初期コーディング時点でコーダーが移管をしてくれている場合もありますが、そうでない場合や、コーダーが移管した後にお客様が新規投稿している場合もありますので、確認して必要であれば移管してください。
必要性の確認
- 新サイトに旧サイトのブログ記事がまだ移管されていない場合、ディレクターに移管の必要性を確認してください。
- 公開依頼メールに移管指示が記載されていることもあります。
- 内容の薄い記事や、数年前で更新が止まっている記事、クリニックや医療に関係ないプライベートな記事などが大量にある場合、移管するとかえってSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。旧ブログの内容を確認して、疑義がある場合はディレクターに相談してください。
新サイトにブログがない場合
- 旧ブログの記事が消失する可能性があるため、ディレクターに確認してください。
- HPと旧ブログのドメインが別の場合(外部のブログサービスを使っている等)は、サーバー移管の影響はありません。
移管方法
移管が必要な場合、以下の手順で進めてください。
- 記事データの確認・取得
- 移管には記事データが必要です。
- 旧サイト管理者から既にデータを受け取っている場合は、shareにxmlの記事データがあります。
- データがない場合は、取得が必要です。
- データを取得するには、旧サイトブログのWordPress管理画面に管理者権限でログインできる必要があります。
- ログイン情報が不明な場合は、ディレクターに確認してください。
- 取得方法の詳細は、イントラの「公開の流れ(全商品共通)>バックアップの取り方>ブログ記事」を参照してください。
- データなし、ログイン不可の場合
- 移管できませんので、ディレクターに相談してください。
- なお、コピペでの移管はサービス外であり基本的にNGです。
- ブログ記事のインポート
- 取得したデータを、新サイトのブログにインポートします。
- 具体的な方法は、イントラの「公開の流れ(全商品共通)>公開作業>ブログ記事のインポート」を参照してください。
記事ページURLについて
- 可能な限り、新ブログの記事ページURLを旧ブログと同じに設定してください(設定>パーマリンク設定)。
- スラッグが記事IDになっているなどで設定が難しい場合は、リダイレクトで対応しても構いません(リダイレクトについては後述)。
旧サイトのお知らせ記事の移管について
必要性の確認
- 旧サイトにお知らせがあっても、移管が不要な場合もあるので、必要かどうかはディレクターに確認してください。
- 注意:移管が不要と言われた場合も、バックアップとしてメモ帳などにコピペしておくことをお勧めします。
移管方法
- MPクラウドのお知らせに移管する場合、記事を1つずつコピペするしかありません。
- WordPressのお知らせをWordpressに移管する場合は、上記ブログと同じ方法で移管できます。
既存サイトのサーバー確認
概要
サーバー移管の方法は、既存サイトがエックスサーバーにあるか、他のサーバーにあるかによって異なります。
- エックスサーバー以外からの移管の場合、ネームサーバーの書き換えによって移管が行われます。
- エックスサーバーからの移管の場合、移管元のエックスサーバーからドメイン設定を削除し、その後、移管先のエックスサーバーにドメイン設定を行うことで移管が行われます。
既存サイトのサーバー確認方法
- チェックサイトにアクセス(What's that site running? | Netcraft)
- 調べたいサイトのURLを入力
- 『Netblock Owner』欄もしくは『Reverse DNS』欄を確認
Netblock Owner | サーバ名 |
---|---|
XSERVER.Inc | エックスサーバ |
SAKURA Internet Inc. | さくらのレンタルサーバ |
paperboy&co. Inc. | ヘテムル |
GMO Internet, Inc. | ロリポップ、Mixhost |
KDDI Web Communications Inc. | CPIレンタルサーバ |
Service(NTTPCCommunications,Inc.) | WebARENA |
参考:どこのサーバを使っているか調べる方法 | 社員ブログ | くらしを楽しむ世の中を、もっと。
関連情報:異なるサーバーIDへドメイン運用サーバーを変更したいです。
移管元がエックスサーバー以外の場合
公開予定のサーバーにドメインを設定し、そこにHPデータを移動します。
ドメイン設定
- 公開予定のサーバーにドメインが設定されているか確認し、されていない場合はドメインを追加してください(手順は後述)。
- 開発環境が動作確認用URL(例: http://○○-com.check-xserver.jp/~)の場合、ドメイン設定は既に完了していますので、作業は不要です。
動作確認用URLとは
サーバー移管前(ネームサーバーを他社サーバーに設定している状態)に、エックスサーバー上で新サイトの動作確認を行うため、仮のURLを発行する機能です。URLに「check-xserver.jp」が入っていれば動作確認用URLです。サーバーにドメイン設定をしていないと、動作確認用URLの機能は利用できないため、動作確認用URLが存在しているということは、ドメイン設定済みになります。
公開するサーバーについて
- メールサーバーを含むメール設定情報をお客様に既に提供している場合は、 実質的にサーバーが確定しています。他のサーバーにドメイン設定しないように注意してください。
- 基本的には、kintoneの「サーバー(制作・サポート入力)」欄に記載されているサーバーです。コメント欄に特記事項などがないかも確認してください。
- 念のため、提供した設定情報のメールサーバーと、設定しようとしているサーバーのメールサーバーが一致しているか確認してください。
- 上記以外の場合は、作業時点での最新サーバーにドメイン設定を行います。
- テスト環境が制作されているサーバーと違っても問題ありません。
- 1つのサーバーIDごとにドメインは最大20個まで設定可能です。
- サーバー管理画面の左側にある「アカウントデータ」部分に、現時点で設定されているドメインの個数が表示されているので、確認してから設定してください(下記画像)。
- 残り3個を切る場合(追加前の時点で17個以上の場合)は、
slackの「# 制作コネクトサポート」チャンネルで、メールでサポートアドレス・安さん宛てに、次のサーバーの準備を依頼しておいてください。(→メールテンプレートこちら)
ドメイン設定の確認と追加方法
- エックスサーバー管理画面にログイン
- エックスサーバーのログイン画面にアクセスします。
- ログイン情報は、こちらのkintone参照
- サーバー管理画面を開く
- 公開するサーバーID(hero116○○○)の「サーバー管理」画面を開きます。
- ドメイン設定の追加
- 「ドメイン設定」画面を開き、「ドメイン設定追加」タブからドメイン名を入力し、追加を完了します。
- 無料独自SSLやXアクセラレータのチェックはそのままにしておきます。
ドメインの反映確認
- エックスサーバーのサーバーパネル>ドメイン>ドメイン設定一覧で確認できます。
- 反映には約1時間かかることがあります。
- 下記画像は、反映待ちの状態です。このマークが消えていたら反映済みです。
本サーバーへの新サイト移動
- テストサーバー(https://hero116○○○.xsrv.jp/ドメイン/~ のこと。動作確認用URLではありません)に本サイトが制作されている場合、動作確認用URLを作成し、本サーバーに移動します。
- 動作確認用URLの作成方法はこちらのイントラで確認してください。
- WordPressの場合は、All-in-One WP Migrationを使用してテストサーバーからエクスポートし、本番サーバーの動作確認用URLにインポートします。
- エクスポートデータの容量が大きく制限がかかる場合は、有料版のプラグインを使用してください(イントラ:「All-in-One WP Migrationのデータ移行を容量無制限にする方法※有料化対応」)。
- オリジナルの場合は、本番サーバーにshareのデータをアップすると、動作確認用URLでサイトが確認できるようになります。
注意点
- 移動後は、先祖返り防止のため、テストサーバーのデータを修正しないように注意し、必要に応じてテスト環境は削除してください。
移管元がエックスサーバーの場合
- ディレクターと、ドメイン移管担当者(他社からの移管の場合のみ)に、下記内容を連絡してください。
- 社内リニューアルの場合は、ドメイン移管担当者への連絡は不要です。
- 連絡には、スラックの「# ドメイン移管_help」チャンネルを使用してください。
- 他のチャンネルでも問題ありませんが、DMではなくオープンチャンネルでお願いします。
連絡内容
- ディレクターへの伝達事項
- 移管時にサイトとメールがダウンする時間が発生することを伝えます。
- 公開日が金曜日の場合、週末にまたがるリスクがあるため、可能であれば別の曜日に変更を提案します。
- ドメイン移管担当者への伝達事項(他社からの移管の場合のみ)
- 作業日(公開日)と希望する作業時間(指定がなければ午前中推奨)を伝え、旧サーバー管理者(お客様や業者)に、旧サーバーからドメイン削除していただくよう伝えます。
- ドメイン削除が完了したら、速やかに連絡をもらえるよう伝えます。
ドメイン削除の担当者について
- 他社サイトからのリニューアルの場合、旧サーバーのドメイン削除は旧サーバー管理者(お客様や業者)が行います。
- 社内リニューアルの場合、公開作業者がドメイン削除を行ってください。
リダイレクトコードの生成
- 準備:URLの統一
- 旧サイトと新サイトで同じコンテンツがある場合、新サイトのURLを可能な限り旧サイトと一致させます。新サイトのURL(スラッグ)を旧サイトに合わせて変更し、リンクの更新も行ってください。
- URLを同一にできない場合のみ、リダイレクトを使用します。
- 例:静的ページからWordpressへのリニューアルやその逆、ブログページのスラッグがIDの場合、ディレクトリが違う場合などは同一にできません。
- 別の法則でスラッグが選択されている場合も、変更するとリンクの修正が大変なので、そのままでOKです(例:旧サイトはmedical01等の連番、新サイトは日本語で「一般歯科」などのスラッグになっているなど)。
- 旧サイトに存在するページが新サイトに存在し、かつコンテンツが違う場合は、必ず一致させてください。
- 例:旧サイトの一般歯科「medical01/」、小児歯科「medical02/」に対して、新サイトの一般歯科が「medical02/」で制作されている場合、リダイレクトで対応するのはNGです。URLを「medical01/」に変更してください。
- リダイレクト元となる旧サイトのURLを取得
- Screaming Frog SEO Spiderを使って、全HTMLページとPDFのURLを取得します。
- スマホ実機でトップページのURLを確認し、PC版と異なる場合は、そのページでもスキャンを行ってください。
- タイトルからページの内容がわかる場合は、タイトルも一緒にコピーして、リダイレクト先の決定に活用してください。
- 取得したら、下記手順4のスプレッドシートにURLを直接貼り付けるか、いったん別のスプレッドシートにメモしておいてください。
- なお、本来はインデックスされていないページをリダイレクトさせる必要はありません。全ページリダイレクトさせた方が、漏れがなく手間が少ない場合が多いですが、やりやすい方を選択してください。
- リダイレクトNGのページ
- 将来的な追加が考えられるURL: 例えば「contact」や「recruit」などはリダイレクトNGなので除外してください。
- 各ページのリダイレクト先の決定
- 同じ内容の新サイトページがリダイレクト先となります。アンカーリンクがあれば該当部分へジャンプさせてください。
- 同じ内容のページがない場合:
- 同一ではなくても、関連するコンテンツがあればそちらにリダイレクトしてください。
- 関連コンテンツもない場合は、トップページにリダイレクトしてください。
- 新旧のサイトでURLが同一の場合はリダイレクト不要です(ループが発生するので設定しないように注意してください)。
- リダイレクトコードの生成
- 【こちらのスプレッドシート】でリダイレクト用のコードを生成してください。
- 「作業用」シートを使用してください。
- 3行目:新旧サイトのトップページURLを入力します。http「s」の有無やwwwの有無を正確に入力してください。
- 10行目以下:A列に旧サイトのURL(上記手順2で取得したURL)を入力し、同じ行のB列に、対応するリダイレクト先URLを入力します。
- C列9行目以下(オレンジのセル)にリダイレクトコードが出力されますので、これをコピーします。
- .htaccessへのコード貼り付け
- 「public」直下の.htaccessに手順4でコピーしたコードを貼り付けます。
- CMSを使用している場合は、「# BEGIN WordPress」より上に貼り付けてください。
- 動作確認(新サイト公開後に行ってください)
- Google検索: 「site:旧サイトのドメイン」と入力して検索し、結果に表示されたページが正しくリダイレクトされているかクリックして確認します。
- キャッシュが影響しないよう、シークレットウィンドウで確認してください。
- 注意点:
- 検索時は「http(s)://」を除いたドメイン名のみで検索してください。
- 例:NG - site:https://sample.com/、OK - site:sample.com
- ページ数が多い場合は、少なくともクリニック名での検索結果と、「site:ドメイン名」の検索結果のそれぞれ上位10ページずつは確認してください。
- 検索時は「http(s)://」を除いたドメイン名のみで検索してください。
WordPressの場合:サイト容量の確認
- 対象:Wordpressかつ、動作確認用URL以外のテスト環境で制作されている場合
- 公開時に、本番環境にWordpressをインストールし、データをインポートする手順があります。その際、All-in-One WP Migrationを使用しますが、インポート可能なファイルサイズには上限があります(通常は約1GB)。
- バックアップデータのサイズと最大アップロードサイズを比較し、上限を超える場合は有料版の使用が必要になる可能性があります。事前に手順をイントラで確認しておいてください。
- イントラ:「All-in-One WP Migrationのデータ移行を容量無制限にする方法※有料化対応」
公開日に行うこと
移管前の準備
ブログとお知らせの移管
- 最新記事まで移管されているか確認し、不足している場合は移管を行います。
- 記事数が少ない場合は、データのエクスポート/インポートをやり直すよりもコピペが効率的です。
MPクラウド(お知らせ)の連携先変更
- お知らせがテスト環境と連携している場合は、本サイトに変更します。
- 手順はイントラ「公開の流れ(全商品共通)>MPクラウド(お知らせ)の連携先変更」を参照してください。
移管元がエックスサーバーの場合のみ: WordPressの非SSL化
- 手順:
WordPressの管理画面にログインし、「設定」>「一般」に進みます。
「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」の両方を「http」に設定します。 - 目的:
SSL設定がサーバーに完全に適用されるまで最大1時間かかる可能性があります。
サーバー切り替え後~SSL設定が完全に反映されるまでの間、「http」でサイトやWordpress管理画面にアクセスできるようにしておくための設定です。 - 注意点:
SSL設定が完全に適用された後、URL設定を「https」に戻すことを忘れないようにしてください。
新サイトのバックアップを取る
- 静的(非CMS)ページ:shareにデータがあれば不要です。
- WordPress:「All-in-one-Migration」でエクスポートしてください。
- 移管元がエックスサーバーの場合は、上記Wordpressの非SSL化をしてから、本番環境インポート用のバックアップを取ってください。
旧サイトのバックアップを取る
- バックアップは最新の状態で取得したいので、公開直前(前日以降)にお願いします。
- バックアップ方法:
- 静的(非CMS)サイトの場合
サーバー情報 データ取得手段 判明している サーバーから直接ダウンロード 不明 フリーソフト「Website Explorer」でダウンロード - WordPressサイトの場合
管理者権限のログイン情報 データ取得手段 判明している プラグイン「All-in-One WP Migration」でエクスポート 不明 フリーソフト「Website Explorer」でダウンロード
- 静的(非CMS)サイトの場合
- 補足:
- 静的サイト+CMS(ブログなど)の場合もありますので、漏れなく取得してください。
- Website Explorerが探査中に落ちる場合は、こちらの方法を試してください。
- 上記の方法で取れないページがあった場合は、1ページずつ手作業で取得してください(右クリック → 保存)。
- それも難しい場合は、キャプチャー画像を残してください。
- WordPress以外のCMSの場合も、Wordpressと同様、管理者権限のログイン情報が判明していれば、プラグインなどでエクスポートできるか確認し(できればWordpressでインポートできるデータ形式が理想です)、難しければWebsite Explorerで対応してください。
可能なところまで公開作業を進める
※参考イントラ:公開の流れ(全商品共通)>サイトを公開する
- 移管元がエックスサーバー以外の場合
- 動作確認用URLを作成している場合、イントラの「公開の流れ(全商品共通)>サイトを公開する」に記載されている手順の大部分を実行できます。ただし、URLの正規化は除きます。
- URLの正規化: オリジナルサイトの場合、URLの正規化はSSLが完全に浸透した後に行うことで、サイトの切り替えをスムーズに行えます。
- 移管元がエックスサーバーの場合
- サーバーへのファイルのアップロードがまだできないため、オリジナル(静的サイト)の場合は作業できません。
- WordPressの場合も、.htaccess、index.phpなどのファイルをサーバーにアップロードする作業はまだできません。
- ファイルアップロード以外の作業は可能ですので、事前に対応してください。
サーバー移管
移管元がエックスサーバー以外の場合
1.動作確認用URLの削除
- 動作確認用URL(http://○○-com.check-xserver.jp/~)がある場合は、これを削除します。
- 具体的な手順は、こちらのイントラの「本公開する際」を参照してください。
2.ネームサーバーの変更
お名前ドットコムにログインし、ネームサーバーをエックスサーバーに変更します。
この変更が反映されるまで最大72時間かかることがあります。
- お名前ドットコムにログインします。
ログイン情報は、極秘なのでkintone上で開示されていません。
コネクトの既存メンバーにDMで送ってもらい、厳重に管理してください。 - グロナビの「ネームサーバーの設定」>「ネームサーバーの変更」を選択します。
- 「検索条件入力」タブを開き、「ドメイン名」にドメインを入力して検索します。
- 検索結果から該当ドメインのチェックボックスにチェックを入れ、ドメイン名をクリックします。
- 「他のネームサーバーを利用」タブを選択します。
- 「ネームサーバー情報を入力」欄に表示される現在のネームサーバー情報をコピーして、テキストデータとして保存します(問題発生時のため)。
- 「ネームサーバー情報を入力」欄を、エックスサーバーのネームサーバー情報に上書きします。
- エックスサーバーのネームサーバー情報は、こちらのページで確認してください。ごく稀に変更されることがあるので、毎回確認してください。
- 1~5まですべて入力します。
↓これを入力
- 確認画面へ進み、登録を完了します。
※途中で広告ポップアップが表示される場合は、拒否して閉じてください。 - ネームサーバーを変更したら、すみやかに『移管後の作業』へ進んでください。
移管元がエックスサーバーの場合
- ドメインの削除
- 他社からの移管の場合は、事前に打ち合わせた日時に、旧サイトのサーバー管理者(お客様または業者)がドメインを削除します。
- 社内リニューアルの場合は、ご自身でドメインを削除してください。
- HPやメール等、サーバー上のデータがすべて消えますので、慎重に行ってください。
- 手順:
- エックスサーバーにログイン
- リニューアル前のサーバーの管理画面を開く
- ドメイン設定>ドメイン設定一覧の該当ドメイン名の横の「削除」ボタンをクリックし、確認して削除を完了
- ドメイン設定
- ドメイン削除後、すみやかにエックスサーバーでドメイン設定を行います。
- 設定方法:ドメイン設定の方法は上述の「事前準備」の項を参照
- どのサーバーに設定するかも上記部分に記載してありますので、確認してから設定してください。
- 他社からの移管で、時間になっても連絡がこない場合でも、ドメイン設定を行ってみてください。先方の削除が完了していれば、ドメイン設定が可能です。削除が未了であれば、エラーが出て設定できませんので、時間を置いて試してください。
- ドメイン設定が完了したら、次の『移管後の作業』へ進んでください。
移管後の作業
- エックスサーバーでSSL設定を追加
- ドメイン設定直後や、ネームサーバー変更直後だと、エラーが出て設定できない場合があります。その際は少し時間を置いてから試してください。
- メールアドレスの取得
- 取得漏れが最小限になるよう、なるべく早く取得してください。
- SSL申請後であれば、反映待ちの状態でもメールアドレスの取得は可能です。
- 取得するメールアドレス:
- 移管依頼のあったドメインに紐づくメールアドレス
- 事前にディレクターに共有したパスワードで取得してください。
- info@ドメイン
- 事前にディレクターに共有している場合は、そのパスワードで取得してください。
- 共有していない場合は、MPクラウドのログインパスワードと同一にしてください。
- kintone>MPクラウドタブ>「MPアカウントID」欄がメールアドレスになっていない場合は、MPアカウントIDをこのinfo@ドメインのアドレスに変更してください。
- 移管依頼のあったドメインに紐づくメールアドレス
- 移管元がエックスサーバーの場合は、公開作業の残りを進める
- オリジナル(静的ページ)は、データをサーバーにアップします。
- WordPress案件の場合は、サーバーにWordpressをインストールします。
- 参考:イントラ「WordPressのインストール方法」
- ドメイン設定が反映されたら、「http」でWP管理画面にアクセスできるようになります。アクセスできたら、本サイトのバックアップデータを「All-in-one-Migration」でインポートしてください。
- .htaccess、robots.txt、index.phpなどのファイルをサーバーにアップロードします。
- 注意: オリジナルの場合、SSL設定が反映されるまでは.htaccessにURLの正規化コードを記載しないでください。
- サーバーの切り替わり確認
- 切り替わりには数時間~最大72時間(ネームサーバーを書き換えた場合)かかります。その間は、一度切り替わってもまた元に戻ったり、不安定な状態が続きます。心配しすぎずに待ちましょう。
- SSL設定の反映を確認
- 「https」でサイトにアクセスできるようになったら、以下の作業を行います。
- オリジナルの場合: htaccessにURLの正規化コードを追加します。
- WordPressの場合: 設定>一般>「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」を「https」に変更します。
- 「https」でサイトにアクセスできるようになったら、以下の作業を行います。
- 公開後の作業を行う
- イントラの「公開の流れ(全商品共通)>公開後の作業>リンク切れチェック」以降の作業を行います。
- リダイレクト設定ができていない場合は、リダイレクト設定もお願いします。