制作履歴(WEB新規制作用)のつけ方と評価基準について
2022年9月より「制作履歴」を制作担当者の皆さんにつけてもらうことになりました。
ここではその導入経緯や目的・実作業の方法についてご案内します。
目次
導入の経緯
- 評価制度の運用開始に伴い、各個人が行っている制作業務をより細かく把握したかった。
- 案件ごとに割り振られている基準工数だけで算出すると、オプション更新やイレギュラー制作があった際に制作者側の頑張りを評価することができなかった。
- 自分がどの程度頑張れば良いかリアルタイムで把握することができなかった。
- 案件ごとでこだわったポイントなどを残しておく場所がなかった。
制作履歴をつける目的
kintoneの「制作履歴」は、下記を目的としたアプリです。
- 制作物の記録(質):案件ごとのこだわったポイントなどを記録しておく
- 業務内容の記録(量):制作業務の詳細を記録する
- 現状把握の強化:担当者が自分の状況を把握する
評価シートの定量評価の項目はこちらの数値を基準に算出します。その他、ここに書いた内容をもとに面談で話をしたりできたらいいな~と思っているので、こだわったポイントなど簡単でもいいので記載してもらえると助かります。
注意点
今回このように生産性を見える化する形となりますが、会社として「制作の速さだけを評価するわけではない」 ということに注意してください。ここで個人別の生産性がでるからといって、早くやって質を落としてしまっては本末転倒です。
私たちが制作するWEBサイトや各種サービスは、ご利用いただくお客様や、それを通じて間接的にエンドユーザーや世の中のためになるものを提供することが目的です。
「質」と「量」は、どちらか片方で良いというわけではなく、両方大事!
お客様にとってより良いサービスを提供する!
この考えはブレないよう、お願いします!!
評価基準
評価基準について、わかりづらい部分もあると思いますので、記載しておきます。
算出基準
評価基準になる工数の計算は下記となります。
基準工数合計(各制作業務に割り当てられている時間) ÷ 実稼働(実際に制作をした時間)
例えば、基準工数が8時間の業務で1日(8時間)で制作ができた場合は、達成率100%となります。
各個人で目標とする数値は、全員100%以上ではなく等級によって異なります。
目標値
等級ごとの達成目標値は下記となります。
S1…75% S2…100% S3…120%
達成状況はアプリで直接確認できます。
⇒個人の目標達成状況を見る
タスクごとの基準値
各タスクに対しての基準工数に関しては、タスクマスタに一覧があります。
実際に制作をする際には、このあたりも意識して進めてもらえると良いかと思います。
なお、この数値に関しては、現状の制作メンバーの平均値をベースとしています。
今後数値は変わっていくことを前提としています。
記録の残し方
記録の残し方はアプリに直接記載してあります。入力例を参考に行ってみてください。
2回目からは投稿を複製したほうが楽です。複製する場合は、入力内容に間違いが出ないようにだけ注意してください。