動画ファイル圧縮方法
目次
WEBサイトに載せる動画の「推奨スペック」
推奨ファイルサイズ
- MVへの埋め込み: 5MB〜10MB以内(大きくても20MB以下)
- 下層ページへの埋め込み:30MB〜50MB程度
推奨形式
- ファイル形式:.mp4
- コーデック:H.264 (最も互換性が高く、どのブラウザでも再生されやすい形式です)
「HandBrake」とは
書き出した後の微調整や、専用ソフトを持っていない場合に重宝するのが「HandBrake」です。
- 特徴:無料(オープンソース)、Windows/Mac対応、劣化を抑えて劇的に容量を減らせる
- 用途:動画の変換、圧縮、リサイズ
HandBrakeのインストール手順
- HandBrakeを公式サイトからダウンロードする
- インストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了する
- 言語設定を日本語に変更する(英語になっている場合のみ)
➀画面の下部にある「Preferences(設定)」 をクリックする

②「Preferences(設定)」画面が開いたら、左側メニューの 「General(一般)」 を選択する
③「User Interface(ユーザーインターフェース)」の項目にある 「Language(言語)」 のドロップダウンメニューから 「Japanese(日本語)」 を選択する
④設定を保存して、HandBrakeを再起動する
動画圧縮の手順
- 動画を読み込む
HandBrakeを起動し、圧縮したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで読み込みます。 - 「Web Optimized」にチェックを入れる
概要(Summary)タブにある 「Web Optimized(ウェブ用に最適化)」 という項目にチェックを入れます。このチェックを入れると、動画の全データをダウンロードし終わる前に再生を開始できる(プログレッシブダウンロード)ようになり、Web上での体感速度が向上します。
- 解像度(サイズ)を調整する
「寸法(Dimensions)」タブを開きます。 元動画が4Kなど大きすぎる場合は、解像度の制限(Resolution Limit) を 1080p HD または 720p HD に設定してリサイズします。

- 画質とフレームレートの設定(重要)
「動画(Video)」タブを開きます。
➀ビデオエンコーダ:H.264 (x264) を選択。
②フレームレート (Framerate):30 または Same as source を選択。
③品質 (Quality):「固定品質 (Constant Quality)」のスライダーを調整(RF22~29程度)。
- 音声を削除する(背景動画の場合)
背景動画として自動再生させる場合、音声は不要です。音声データも容量を食うため削除してください。
➀「音声(Audio)」タブを開く。
②トラックリスト(Tracks)にある音声データを選択し、「Clear」や「Remove」などでリストから削除します。
- 書き出し(エンコード)開始
設定が完了したら、保存先とファイル名を指定し、画面上部の 「エンコード開始(Start Encode)」 ボタンを押します。
処理が終われば圧縮完了です。元のファイルと比べて、画質を保ったままサイズが大幅に減っていることを確認してください。
推奨サイズまで圧縮ができていない場合は、固定品質のRF値を調整して再エンコードしてください。
